MEETING
宇部市プレゼン(山口県 共同利用型 実証事業)
宇部市プレゼン(山口県 共同利用型 実証事業)
サマリ
- 山口県主催「令和8年度県基共同利用型デジタル実装モデル創出事業」(2年・総額4,000万円県助成)の構想を宇部市に提案。妊娠届〜産後ケアまでの一貫 DX を 4 本柱で
- 宇部市・岩国市の 2 市での実施が前提。共同利用が崩れた場合は「早期実装型」(単独・年度内)に切替可能。期限は 6/22
- 宇部市側からは前向きヒアリング多数。岩国市は担当課回答待ち。費用負担は最小(産後ケアは年間 50 万円程度の実費、1 施設あたり実質 1 万円未満)
決定事項
- 提案範囲: ① オンライン妊娠届出 ② 伴走型相談支援 ③ 国の給付金手続き ④ 産後ケア予約システム の 4 本柱
- 産後ケアは本人同意ベースの情報連携設計を堅持(市民情報の事業者共有・転居/里帰り時の市同士連携・虐待リスク情報の利用者非閲覧扱い)
- 単独実装に切替の場合は「早期実装型」で年度内完成、項目数は柔軟調整可
- 宇部市・岩国市の今年度・来年度負担はゼロ。再来年度以降の産後ケア施設追加時のみ初期導入費 35 万円(国 1/2・県 1/4 補助込みで実負担少)
- ランニング: 産後ケア 1 施設 年 3.5 万円、宇部市実負担 1 万円未満
議論メモ
プロジェクト概要と背景(園田から)
- 山口県主催の共同利用型デジタル実装事業(2 年 × 2,000 万円 = 4,000 万円県助成)
- 県は実証実験パートナー的立場。横展開時の県コミットは別途
- 園田は産婦人科医 18 年目、9 年前から病児予約システム起業。山口県内では「あずかるこちゃん」で病児予約稼働中
- 妻が助産師から医師転身。家事育児メインで子育ての大変さを痛感
- 国が産後ケアを推進した最大理由: 産後うつによる自殺が当該年代死因 1 位
- 現状課題: 妊娠届・伴走型・給付・産後ケアが部署別バラバラ、プロセス断絶で生産性低い
4 つの柱の詳細
- オンライン妊娠届出: 現在ロゴホーム使用。妊娠届と出生届の部署が違う → 接続
- 伴走型相談支援: 妊娠届出後 5 万円・出生後 5 万円の国給付の手続きをシステム化
- 国の給付金: 市民確認〜決定通知書送付までを 40 分 → 1 分半に短縮
- 産後ケア予約: 妊娠届出に紐付き、産後ケア用の別申請は不要に
産後ケアシステム詳細機能
- 子ども家庭庁との実証実験済み。市職員 40 分作業を 1 分半に短縮
- 横須賀市・上尾市など 90% 以上の時間短縮実績
- 紙原則廃止、職員の予約調整負担軽減、請求書自動作成
- 本人同意ベースの情報連携: 市民情報は本人希望施設のみに共有
- 転居・里帰り時は市同士で本人同意連携
- メンタルヘルス: 県の精神科 PSW 窓口とのスムーズな連携を構想(県全域での運用は今回スコープ外)
宇部市・岩国市選定理由
- 宇部市: 金子純子さん(地元医師)の紹介。現場の合意形成しやすい
- 岩国市: 藤本先生(呼吸器内科、病児・産後両方実施)。マママテラスに既にシステム導入済み
- 両市とも子育て支援に予算豊富、過去の山口県実証事業の経験あり
単一市実装パターン
- 単独になった場合は「早期実装型」で今年度内完成
- 項目数を 4 → 3 に減らす検討も可能(園田は 4 でも可能と判断)
- 6/22 が応募期限
費用と運用コスト
- 宇部市の今年度・来年度負担はゼロ
- 産後ケア: 2 施設で年間約 50 万円実費
- 初期導入費: 実証実験中は無料。2028 年以降の追加施設は 35 万円
- ランニング: 1 施設 3.5 万円、国 1/2・県 1/4 補助で宇部市実負担 1 万円未満
- オンライン妊娠届・国の給付は基本無料想定
岩国市協議状況
- デジタル部門は前向き、担当課は今年度配属で「現場に聞いてみる」段階、回答待ち
プロポーザル評価
- 評価基準 ① 実現可能性 ② 拡張性
- 市民・市・産後ケア施設の 3 者関係。市内施設アンケート・説明会で意思確認必須
- 1 施設でも「入れたくない」となれば応募見送り判断(園田)
産後ケア予約システムの機能
- 空き状況可視化、キャンセル時の自動通知(5 分で埋まり、30 分以内に完売)
- 施設側の枠調整(カレンダー UI)でリアルタイム反映
- キャンセル + 枠増で稼働率約 6 割超
- 管理画面: 担当者確認待ち / 決済者承認待ちの可視化
- ハイリスク・課税状況による割引・電子カルテ的構造化データ管理
- 親からの虐待リスク等は利用者非閲覧で市にだけ連携 → ケアプラン作成
妊娠届〜産後ケアの一貫性
- 産後ケアの入口を「市への申請」から「妊娠届出からの自然な流れ」に変更
- 保健師アカウントで母親のリスクアセスメント記入・確認可
AI 活用
- 伴走型相談支援の面談で音声書き起こし → アセスメントシート様式へ自動入力
- 「現場ヒアリングで一番楽になる形」を決めてから設計
プラットフォーム戦略
- 産後ケアの開発費 2 億円。全国展開で単価を下げられている構造
- 自治体別設定(マイナンバー本人確認要否 / 委託先 / 宿泊・日帰り・訪問の対象月齢 / 自己負担額 / クーポン種類 / 単位 等)
産後ケア導入実績
- 9 市・14 自治体契約、大分県(県全体)が県主導で全自治体展開中
- 47 都道府県中 9 県が集合契約広域化済み
宇部市の現在の運用
- ロゴフォームで妊娠届。7 ヶ月時に必ず面談(印鑑押した申請書提示)
- 赤ちゃん訪問時に給付金案内
- 給付申請は紙運用、データ手入力
- 面談自体は国給付要件のため維持(園田賛同)
国の給付金手続き改善
- 国の方針は「DX = デジタル化」ではなく「目的ベースで一番シンプルな方法」
- 園田チームにマイナポータル情報設計の専門家あり
- 面談時間を本質に振り向け、本人の手続き負担を軽減
宇部市組織的制約
- 各課が独立しており、全体を統合できる人材が不足。グッドバトンの導入支援に期待
- 「サクセス」(大成功)させない限り意味がない、と園田
国の標準化と民間連携
- 国は標準化と DX を進めるが、民間圧迫はしない方針
- ベースラインは届けるが部分的(一気通貫ではない)
- 「国基盤 + 民間が使い勝手のいい深い課題解決」が国の考え方
- 提案: 国標準化システムと API 連携でグッドバトン側でユーザー手続きを完結
スケジュール
- 8 月中旬決定、採択後すぐキックオフ、9 月はひたすらヒアリング、10 月まで延びる可能性
- 2 年プロジェクトを 1 年(8 ヶ月)で作り切る予定、2 年目は出生届・新生児訪問の DX も視野
- 効果測定: 宇部市職員 10 人ぐらいストップウォッチ計測の協力依頼の可能性
議事録時点のフォロー事項
- 園田: 宇部市内の産後ケア施設に説明会(市主催)を実施
- 宇部市こども未来部: 現場ヒアリング結果を返信
- 園田: 岩国市の DX 課経由で藤本先生施設の運用状況を再確認
- 園田: 6/22 期限までに 4 本柱の最終スコープ確定(共同利用 or 早期実装)
持ち越し・次回までの宿題
- 産後ケア施設アンケート結果の共有
- AI 活用範囲のヒアリング(伴走型・面談記録のゴール形定義)
- 国標準化システムとの API 連携設計
- 病児保育(宇部市は過去にタブレット特定健診の実装経験あり)拡張への接続
次回
- 日時: 説明会後、6/22 期限前に擦り合わせ
- アジェンダ案: 施設アンケート結果、共同利用 or 早期実装の判断、最終提案書レビュー
補足
- 整形版文字起こしは別ページ参照:
transcripts/2026/2026-05-22-mtg-13b444e5.md - ASR 補正: 「上市/うべ/U BE」→「宇部市」、「いわくに/い わ く に」→「岩国市」、「保守ケア/コシペア」→「産後ケア」、「ロゴフォーム/ログフォーム」→「ロゴフォーム」、「平た/ひらた」→「平たく」、「マ マ テ ラ ス」→「マママテラス」、「サンゴケア/三国家」→ 文脈上「自己負担額」or「産後ケア」、「あずかる子ちゃん/あ ず か る 子 ちゃん」→「あずかるこちゃん」、「子ども家庭庁/こ ど も 家 庭 庁」→ ママ
- 自治体相手の MTG のため、整形版文字起こしを別ファイルで保持([[feedback-government-meetings]] ルール準拠)